年の差婚は後悔する?離婚する理由を押さえて円満な夫婦生活を送ろう

年の差婚 後悔

今や、年の離れた夫婦は以前に比べると、珍しくもなく、社会的にもより認められてきた風潮がありますよね。

しかし、いくら愛し合った夫婦でも、あまりに年が離れ過ぎていると、それが離婚の理由にもなります。

今回の記事では、年の差で結婚した夫婦が離婚する理由や年の差婚でも夫婦円満に過ごす秘訣などについて紹介します。

一般的に何歳からが年の差婚なの?

まず世間一般的にみて、夫婦の年齢が何歳からが年の差婚なのでしょうか。
ここでは、一般的に男性が年上、女性が年下のカップルのパターンを見ていきます。
結婚したいと考えている未婚の男女にとって何歳の差までが許容範囲なのでしょうか。

ある調査では、年の差婚で年齢の差が、どこまでが許容範囲なのか調べたところ、

  • 男性は25.9%が5歳年下までがOK
  • 女性は31.4%が5歳年上までがOK

という結果となりました。

さらに、男女別に見てみましょう。

男性は、

  • 最も多いのが5歳年下の25.9%
  • 次が3歳年下の14.5%
  • 11歳以上が16.8%

となり、女性は

  • 最も多いのが5歳年上の31.4%
  • 3歳年上が19.1%
  • 2歳年上が12.7%

となっています。

男性に関しては、5〜11歳以上年下の女性を結婚相手に望む人が、全体の60%以上となっているのが特徴です。

この結果を見ると、一般的に夫婦の年齢が5歳以上離れていると年の差婚と見られるカップルが多いことが予測されます。

また、男性と女性では、相手に求める年の差の許容範囲の捉え方が異なるのも面白いと言えるでしょう。
女性は、男性に比べて、あまり年の離れすぎた人を望む人が男性よりも少ないようです。

参考:株式会社パートナーエージェント:「年の差婚」に関するアンケート調査

年の差婚の離婚率は何%?

最近の厚生労働省(2018)の統計では、2017年度の離婚件数は約21万となっています。

また、よく結婚した3組に1組が離婚すると言われることもありますが、実際の離婚率は2017年度は人口1,000人に対して1,66(暫定値)となり、この値は世界的に見ても高い数値ではないのです。

さらに、離婚件数は2002年をピークに現在まで減少傾向となり、同じく離婚率も低下しているという統計があります。

しかし、年々離婚率は下がっているものの、夫婦が一緒に住んでいる期間別にみた離婚件数の年次推移として最も増えているのが、35年以上連れ添った夫婦であるという統計も出ています。
いわゆる「熟年離婚」が増えているということがわかります。

さて、今回の記事のテーマである年の差婚の離婚率についてですが、残念ながら公的な統計を見つけることは出来ませんでした。

しかし、アメリカで行われた調査で、カップルの年齢差が二人の関係が破局に至る重要な要素であることがわかったとの記事があります。
これは、アメリカのアトランタにあるエモリー大学の教授が3000人を対象に調査した結果を、ミシガン大学の研究助手がその結果をデータ分析したというものです。

それによると、結婚したカップルの年齢差が開きすぎる場合、それが離婚率を高める原因になるというものでした。

具体的には、カップルの年齢差が1歳違うと、同年齢のカップルに比べると離婚率が3%上がるのみですが、年齢差が5歳となると離婚率は18%、10歳なら39%、20歳になるとなんと95%も高くなるというのです。

もちろんこれらの調査結果は、そのまま日本の結婚カップルに当てはまるものではないかもしれませんが、年齢差があるほど、離婚率が上がるというのは日本でも同じ傾向はあると予測は出来るでしょう。

【参考記事】

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年の差婚の夫婦が離婚する理由5選

年の差婚のカップルは、その年齢が離れていればいるほど、離婚する確率は高まる傾向があることがわかりましたね。

それでは、なぜ年の近い結婚カップルに比べて、年の差婚カップルの離婚率が高いのでしょうか。
ここでは、年の差婚の夫婦が離婚する主な理由を5つご紹介します。

価値観があまりに違いすぎる

結婚したカップルにとって、価値観の違いはのちに大きな問題となります。
特に二人の年齢が離れていると、幼少期〜大人になるまでの育った環境も異なることが多く、そこで培ってきた価値観にも違いが生じやすいのは仕方のないことです。

結婚前や結婚当初は、二人の価値観の違いも新鮮に感じるかもしれません。
しかし、結婚して夫婦になると、二人で乗り越えるべき問題が生じた時に、その価値観の違いから、意見の衝突が起きてしまうのです。

そのため、二人で問題が乗り越えられない状況が続くと、それが離婚の原因にもなるのです。

年下女性が心変わりがしやすい

年の差婚の妻が、夫の年齢よりも例えば10歳も20歳も下の場合、夫が年齢を重ねていくにつれ、その男性的な魅力が思った以上の早さで減っていくこともあるでしょう。
その様を女性がより愛おしく思えばいいのですが、女性の中には、男性の外見に特に惹かれて結婚をした場合、心が夫から離れていきやすくなります。

妻の方が、20代・30代とまだ女性としての魅力が十分ある時には、本人も年上夫以外の男性に自然と惹かれてしまうこともあります。
最悪、不倫などの不貞行為に走ってしまう可能性も出てきます。

そうなると、女性の心は二度と年上夫には戻らず、離婚となる可能性も高くなります。

年上男性の資産などを目当てに結婚した場合愛情がない

年下妻の中には、年上夫の財産を目当てに結婚する人もいるでしょう。
特に社会的に成功している男性なら、相応の資産を持ち、それが若い女性にとっては、非常に魅力的に見えます。

しかし、そのように年上男性のスペックだけに魅力を感じ結婚してしまうと、夫婦としての愛情は薄く、いずれその愛情も冷めていくでしょう。

また、資産やスペックが目当てで結婚しても、結婚後、何らかの状況でそれらの資産が減ったり、なくなったりした場合は、今度は結婚した当初の意味が失われ、年下女性は夫の元を離れていきます。

年月が経つと父親と娘のような関係になりがち

年の差カップルは、結婚して時が経過すると、だんだんと二人の関係が父親と娘のように変化していくのも、年の差婚の離婚率を高める要因になります。

結婚当初は、二人の年齢は離れていたとしても、お互いを支え合う夫婦としての役割を保つことが出来ます。
しかし、年下妻が年上夫に甘えるタイプのカップルだと、年月が経過すると、二人の関係はまるで頼れる父親と甘える娘のように変わっていくこともあるでしょう。

特に年下妻にファザーコンプレックス、いわゆるファザコンのような傾向があると、夫婦が父親と娘のように変化しやすいといえます。
その状況が続くと、年上夫の役割が夫なのか、父親なのかわからなくなり、いずれその関係性が夫にとって負担になっていくのです。

年上男性の老いに女性側が精神的・身体的にもついていけない

年の差婚において、年上である男性が先に老いていくのは、もはや避けられないことです。
それを前提にして年下妻が結婚をしたとしても、実際に夫がどのくらい年齢を重ねることで外見も体力も変わっていくのかを、正確に予測出来てはいないでしょう。

しかし、どんなに魅力的であった年上男性も、年齢を重ねるにつれ、明らかに外見も体力も落ちていきます。
中には、病気を患い介護が必要になることもあるかもしれません。

そうなると、日常の世話をしたり、介護をしたりするのは年下妻の役目となります。
これまで自由に使えていた時間も、年上夫の世話のために大半の時間を取られることにもなりかねません。

もちろん、夫婦だから妻としての当然の役目と思う人もいて、甲斐甲斐しく世話をする年下妻もいます。
しかし、そうなることを想像していなかった年下妻は、非常につらい思いを余儀なくされ、いずれ離婚を選択することにもなるでしょう。

年の差婚でも夫婦円満でいるためのポイント

ここまで、年の差婚の離婚理由として考えられるものを挙げてきましたが、すべての年の差婚カップルが当てはまるとは限りません。
例え、年の差が離れているカップルであっても、お互いの努力でいつまでも夫婦円満に過ごすことも不可能ではありません。

最後に、年の差婚でも夫婦円満でいるためのポイントをいくつかご紹介しましょう。

お互いの生き方や価値観の違いを認める

まずは、夫婦それぞれの生き方や性格・行動、これまで培ってきた価値観をそれぞれ認め合いましょう。

これは、年の差婚に限らず、どの結婚でも言えることです。
ただ、年の差が離れていることで価値観などに、より違いが見られることが多いだけなのです。

年の差婚をした先の長い人生の中で、二人の価値観の違いで、時に意見がぶつかることもあるでしょう。
その時には、もともと別の他人で、しかも年の差が離れているので育った環境や時代も違い、価値観や生き方も違っていて当然なのだという意識を持つことが大切です。

二人で楽しめる趣味や話題をいつも持っておく

年の差婚のカップルは価値観が異なる部分が多いからこそ、出来るだけ多くの二人で楽しめる趣味や話題を持っておくことをおすすめします。

育った時代が違うため、お互いの趣味や嗜好もだいぶ違うこともあるかもしれません。

それを「違う」というだけで理解しようとしないのではなく、違うからこそ、相手の趣味や嗜好を挑戦してみる・お試しでやってみるという態度で、一緒に楽しんでしまうのです。

すると、あれほど興味の無かったお互いの趣味も、実はやってみたら面白かった、なんてことも出てくるでしょう。

共通の趣味があれば、二人に会話も弾み、年の差婚の生活もより豊かなものになるに違いありません。

結婚前に今後のライフプランについてよく話し合っておく

特に年齢の離れた年上夫と結婚する女性は、結婚前にこれからの夫婦のライフプランについてよく話し合っておきます。
二人の年齢を時表軸で書き出し、将来起こりうるライフイベントの時に自分たちがそれぞれ何歳になっているのかを、認識しておくのです。

子供が欲しい夫婦は子供が成人になった時のこと、年上夫が会社員なら定年になった時のこと、そしていずれ体力が衰えた時のことや病気になった時のことなど、出来るだけ細かく把握します。

そして、その時にお互い夫婦として、どのように家族を支えることが出来るのかも話しあい、プランを練っておきましょう。

そうすると、万が一予測したことが起きた時に、冷静に対処することも出来、お互いの気持ちが離れるのを防いでくれます。

年下妻は今後年上夫に起こりうることを予測し覚悟を決める

年下の妻は、結婚する時も結婚してからも、年上夫が必ず先に年齢を重ねて老いていくことを覚悟を持って受け入れましょう。

もちろん、自分自身も同じく年齢を重ねて、老いていきます。
しかし、年上夫には自分よりも早く先に、精神的にも体力的にも衰えていく時期がいずれくることを理解しておきます。

万が一、病気になり年上夫の介護や身の回りにの世話が必要になったら、自分の状況も少なからず変わらざるを得ないことも知っておきましょう。

もちろん、今は介護や医療サービスも十分に受ける体制も整えることが出来、家族だけの力で問題を乗り越える必要はありません。

そのようなことを予測し、いつその時が来てもいいように心の準備を整えていきましょう。

まとめ

年の差婚の離婚率が高い傾向があるからといって、本当に愛し合って結婚した年の差カップルは後悔をするでしょうか。

いや、違いますよね。

年の差があることによって生じる障害や問題は、本人同士の気持ちの強さがあれば乗り越えることが出来ます。

ですが、夫婦の問題は、お互いのものの見方や捉え方のちょっとした違いがやがて大きな障壁にもなり得ます。

年の差婚はお互いの価値観や考え方が違う傾向が高いからこそ、離婚に繋がるような原因に対して、事前に対策を練っておくことが大切と言えるでしょう。


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更新日時:2019年5月2日(木) 06:24

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